よく、私の元にこんな相談に来る人がいます。
「鎌田さん、誰にも思いつかない、とっておきの起業アイデアがあるんです」
「パクられるのが怖いので、ここだけの秘密にしてほしいんですが…」
私は、こう答えることにしています。
「安心してください。パクる価値もないので、聞きません」
少し意地悪に聞こえるかもしれません。
しかし、これは紛れもない事実なのです。
多くの人は、「ビジネス=すごいアイデア」だと思っています。
「誰も知らない画期的なアイデア」さえあれば、一発逆転できると信じています。
ですが、断言します。
あなたの頭の中にあるアイデアの価値は、現時点では「0円」です。
なぜなら、あなたが思いつくようなことは、 世界中の他の1万人もすでに思いついていて、「実行するのが面倒くさい」か「儲からないからやめた」かのどちらかだからです。
鎌田です。
今日は、Google検索で「儲かるビジネス」を探して回るのが、 なぜ「自殺行為」なのか?
そして、一発屋で終わらず、10年先も稼ぎ続けるための 「本当のビジネスの作り方」についてお話しします。
「何を売るか(What)」から考えるな
失敗する起業家の9割は、思考の順序が逆です。
【失敗する人の思考順序】
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具体(What):「カフェをやりたい」「プログラミングスクールをやりたい」
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理由(Why):「コーヒーが好きだから」「流行っているから」
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ターゲット(Who):「コーヒー好きな人」「スキルをつけたい人」
これの何がダメか分かりますか?
「自分のやりたいこと(プロダクト)」ありきで、市場を後付けしている点です。
これをやると、
「こだわりのコーヒーを淹れたのに、客が来ない」
「スクールを作ったのに、競合大手には勝てない」という悲劇が起きます。
ビジネスとは、あなたの自己表現の場ではありません。
「誰かの『負(不満・不安・不便)』の解消」です。
成功者は「抽象(Why)」から降りてくる
では、勝てる起業家はどう考えるのか?
彼らは、いきなり「カフェ」などの「具体」には飛びつきません。
もっと高い視点、「抽象」からスタートします。
【成功する人の思考順序】
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市場の負(Abstract):「この駅の周辺、商談前にPCを開いて作業できる場所がなくて、サラリーマンが困っているな(不便)」
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解決策の定義(Concept):「美味しいコーヒーはいらない。その代わり、電源とWi-Fiが完備されていて、30分単位で集中できる『避難所』のような場所が必要だ」
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具体化(Concrete):「よし、それを実現する手段として『コワーキングカフェ』を作ろう」
分かりますか? 結果としてできあがった「箱(コワーキングカフェ)」は同じに見えるかもしれません。
しかし、前者は「コーヒーを売りたい」から始まり、 後者は「サラリーマンの困りごとを解決したい」から始まっています。
この「出発点」の違いが、 閑古鳥が鳴く店になるか、行列ができる店になるかの決定的な差なのです。
アイデアは「発明」ではなく「翻訳」だ
「でも、そんな人の悩みなんて、簡単に見つからないよ…」
そう思うかもしれません。
しかし、難しく考える必要はありません。
ゼロから新しいiPhoneを発明する必要なんてないのです。
ビジネスアイデアの本質は「別の業界でうまくいっている仕組み(抽象)」を、「自分の業界(具体)」に持ってくること(翻訳)です。
例えば、 「ライザップ」というビジネスがありますよね。
あれは「マンツーマンで徹底管理して、結果にコミットする」というモデルです。
これを抽象化して、別の業界に持っていくとどうなるか?
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英会話に持っていく → 「英語コーチング(プログリットなど)」
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婚活に持っていく → 「婚活コンサル」
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ブログに持っていく → 「ブログ構築合宿」
これらはすべて、中身(具体)は違いますが、構造(抽象)はライザップと同じです。
このように、「具体(A業界の成功事例)」→「抽象(成功の法則)」→「具体(B業界への転用)」 という
「具体と抽象の往復運動」ができるようになれば、起業アイデアなんて、無限に湧き出てくるようになります。
もう、Googleで「儲かる仕事」なんて検索する必要はなくなるのです。
「思考のOS」をアップデートせよ
あなたが今やるべきは、「どのフランチャイズが儲かるか」を探すことではありません。
「どの資格を取れば安泰か」を調べることでもありません。
一見関係なさそうな事象から「成功の本質」を抜き出し、それを自分のビジネスに当てはめる「抽象化思考」を身につけることです。
この思考法さえあれば、たとえ明日、あなたの会社が倒産しても、手元に資金がゼロでも、ペンとノートだけで、何度でも富を生み出すことができます。
「具体と抽象って、難しそう…」
「自分にもできるかな?」
そう不安になったあなたへ。
私が10年かけて体系化した「凡人でも『天才の視点』を手に入れ、市場を支配する思考の型」をまとめたレポートを用意しました。
名付けて、「2026年崩壊の予言書」です。
このレポートでは、
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多くの人がハマる「具体の罠」とは?
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儲かるビジネスモデルを「パクる」ための正しい手順
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これらを、誰にでも分かるように解説しています。
「一生、誰かのアイデアの下請けで終わるか」
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