貯金500万円以下で「投資」に手を出すな。FIREを夢見る貧乏人が、カモにされる数学的理由。

最近、カフェに行くと隣の席からこんな会話が聞こえてきます。

「ねえ、新NISA始めた？ やっぱりS&P500がいいらしいよ」

「俺はFXでレバレッジかけて、一発FIRE目指すわ」

「仮想通貨、今が仕込み時じゃない？」

私はコーヒーを飲みながら、心の中で静かに掌を合わせています。

「南無。また新たな『養分』が市場に吸い込まれていく…」と。

鎌田です。

もしあなたが、「会社で働くのはもう嫌だ。投資で不労所得を得て、自由に生きたい」 と考えているなら。

そして、今の貯金が「数千万円」もない状態なら。

今すぐ証券口座を閉じて、その資金を引き出してください。

残酷な事実をお伝えします。

「お金にお金を稼がせる（投資）」という行為は、 すでにお金を持っている「富裕層」だけに許された特権です。

持たざる者がその真似事をしても、待っているのは「破産」だけ。

今日は、なぜ貧乏人の投資が「自殺行為」なのか、その数学的な理由をお話しします。

「年利5%」の残酷な真実

投資の世界では、「年利5%〜7%」で回せれば優秀だと言われています。

では、電卓を叩いてみましょう。

もし、あなたが必死に貯めた「100万円」を投資したとします。

運良く、プロ並みの運用ができて年利5%が出たとしましょう。

100万円 × 5% ＝ 利益 5万円（年間）

1年でたったの5万円です。

月にならすと、約4,000円。

これで人生が変わりますか？ 会社を辞められますか？

一方で、資産「10億円」を持っている富裕層はどうでしょう。

同じ年利5%でも…

10億円 × 5% ＝ 利益 5,000万円（年間）

彼らは、遊んで暮らしていても、毎年あなたの年収の10倍が勝手に入ってきます。

これが、トマ・ピケティが証明した

『r>g（資本収益率は経済成長率を上回る）』の正体であり、「投資は、資金力（暴力）がすべてのゲーム」であるという証明です。

元本が少ないあなたが、市場という戦場で戦うのは、「竹槍を持って、戦車（機関投資家）に挑む」ようなものです。 勝てるわけがありません。

「一発逆転」を狙った瞬間、あなたは「カモ」になる

「じゃあ、レバレッジ（借金）をかけて、FXや仮想通貨で100倍を狙えばいい！」

そう思ったあなた。

それこそが、プロの投資家たちが待ち構えている「罠」です。

ゴールドマン・サックスなどの機関投資家は、スーパーコンピューターとAIを駆使して、1000分の1秒単位で取引をしています。

彼らのエサは何か？

「一攫千金を夢見て、無理なハイレバレッジをかけた個人のポジション」です。

あなたが「上がるはずだ！」と賭けた瞬間、 AIはあなたの心理を読み取り、逆の動きをして損切りさせ、その資金を飲み込みます。

それは投資ではありません。

「丁半博打（ギャンブル）」です。

胴元とプロが支配するカジノで、素人が勝ち続けられるはずがないのです。

まずは「投資家」ではなく「事業家」になれ

では、資金のない我々はどうすればいいのか？

答えは一つ。

利回り「5%」の金融市場ではなく、利回り「∞（無限大）」の事業市場で戦うことです。

例えば、あなたが自分の知識をまとめて「コンテンツ（教材）」を作って売るとします。

原価はほぼ0円です。

それが1万円で100人に売れたら、売上は100万円。

元手がほぼ0円で、100万円を生み出した。

これは、利回りで言うと「無限大（または数千%）」です。

• 金融投資：100万円を預けて、1年後に105万円にする（+5万円）

• 事業投資：100万円を知識に投資して、1年後に1000万円にする（+900万円）

どちらが、FIREに近いでしょうか？ 明白ですよね。

順序を間違えないでください。

1. 事業（ビジネス）で、種銭をガッツリ稼ぐ。

2. その余剰資金を、守りのために投資に回す。

これが、古今東西、富裕層になるための唯一のルートです。

「事業なき投資」は、ただの破滅への道です。

「株」を買うな。「脳」に投資せよ

あなたが今、新NISAやFX口座に入れようとしているその10万円、30万円。

それを、S&P500に入れるのはやめてください。

その代わりに、「お金を生み出すスキル（知識・経験）」に投資してください。

脳みそに蓄えられた知識は、暴落しません。

インフレでも価値が下がりません。誰にも盗まれません。

そして、一度身につければ、PC一台で、何度でも現金を印刷するように生み出すことができます。

「でも、具体的にどんな知識に投資すれば、事業が作れるの？」

「リスクゼロで始められる事業なんてあるの？」

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