「コンセプトって、結局なんなんですか?」
これは、私がいちばんよく聞かれる質問かもしれません。
確かに、この言葉はあまりに広く使われています。
商品のコンセプト
店舗のコンセプト
ブランドコンセプト
人生のコンセプト
しかし、多くの人はキャッチコピーや
キレイな言葉遊びをコンセプトだと思っている節があります。
それは違います。
コンセプトとは、ただの「響きのいい言葉」ではありません。
もくじ
コンセプト=文化の核
私が定義するコンセプトとは、こうです。
「言葉・構造・世界観」の3軸で価値を設計し、
選ばれる文化へと昇華させる設計図。
つまり、
・誰の
・どんな本質的な悩みに
・どんな思想や哲学で
・どうアプローチするか
を明確にし、
それを一貫した言語・体験・空気感で伝えていく核のような存在です。
コンセプトがないと、すべてがなんとなくになる
実際、多くの方がこう言います。
「商品があるけど、何をどう伝えればいいかわからない」
「SNSやLPで言葉がブレる」
「自分の発信に手応えがない」
この原因の多くは、「コンセプトが言語化されていない」ことにあります。
言い換えれば、自分の世界が整理されていない状態です。
コンセプトが定まっていないと、
発信も商品設計もすべてがブレます。
ブレるということは、信頼されないということ。
結果として「選ばれない」という現実に直結します。
コンセプトはつくるものではなく、掘り出すもの
ここで重要なのは、コンセプトは「思いつく」ものではなく、
その人の中にすでにある、
価値の核を掘り出し、再構成するものだということ。
すでにある経験・思想・美意識・違和感、、
それらを、相手の心に届くかたちに翻訳すること。
これが、私の言う「コンセプトメイク」です。
たとえば、スターバックスは
「高級なコーヒーを売っている」のではなく、
サードプレイスというライフスタイル文化を提供しています。
Appleは「機能が優れたPCを売っている」のではなく、
創造する人間のための道具という思想を売っている。
つまりコンセプトとは、
提供しているものの『奥にある思想』を可視化する技術なのです。
「想い」だけでは、伝わらない
ここまで読んでいただいたあなたには、おそらく“想い”があります。
それはとても大切なものです。
でも、それだけでは選ばれない時代になってきています。
なぜなら、想いは内側にあるものであって、
相手には、何も伝わらないからです。
伝えるためには、「構造」が必要です。
そして構造を整えるには、「言葉」が必要です。
言葉が整えば、「世界観」がつくれます。
この3つを結び直すことで、ようやくあなたの価値は
ただの自己表現から、共鳴される文化へと変わっていくのです。
ゼウス式コンセプトメイクが大切にしていること
ゼウス式のメソッドでは、
✔ 言葉(Language)
✔ 構造(Structure)
✔ 世界観(Atmosphere)
この3つを、あなただけの言語化された文化として設計します。
その言葉は、
・価格競争に巻き込まれない
・ファンに深く共鳴される
・集客やセールスを自動化できる導線となる
そんな未来をつくるための「核」になるのです。
「文化のないものは、消えていく」
私は、コンセプトとは『文化の設計』だと思っています。
一時的に流行って終わるものと、
10年先も共感され続けるものの違いは、文化があるかどうかです。
それは一人の思想ある個人から始まる。
そして、言葉になった瞬間から、誰かの心に届き、広がっていく。
そんな『文化のはじまり』を
このブログから少しずつお届けしていきます。
ゼウス
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